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冷暖房に関する意外な事実

「電気エネルギー消費の中で、冷暖房ってどれくらいの比率か知っていますか?」

「んーーー!?だいたい50%ぐらい?いや、もっとかな~?」

このご質問をさせていただくと、ほとんどの方がこのように答えられます。

実際、下記データをご覧いただければ分かりますが、一般的に暖房や冷房が、最もエネルギー消費が大きいと思われています。

それを数値化すると、なんと!?冷暖房だけで70%を占めていると認識されているんですね。

しかし、実際は?というと、冷暖房が占めるエネルギー消費の割合は、予想を大きく下回り28%しかないんですよね。
しかも、冷房だけで見ると、たったの2%しかないという結果です。

こんにちは!シンプルノート敦賀スタジオ広報担当山本です。

その反面、、意外にもエネルギーを消費するのが照明や家電などの動力です。
しかも、冷暖房を上回る35%。
これは、私もとても意外に感じました‼

さらに、機器別で見てみると!
冷蔵庫が1
照明が2
テレビが3

えっ?って感じの結果だと思いませんか?

住宅の省エネ化と家電って
関係ある?

ここで感じたことは、住宅の断熱や気密性能を適正基準以上にアップしたり、さらなる住宅の省エネ化をしたところで、思っているほどの省エネ効果はないのかもしれない、ということです。

断熱気密の強化と家電の消費電力は、なんの相関関係もありませんから・・・

つまり、省エネに過度のお金を使ったとしても、電気料金は、想像しているよりも安くならない可能性が高く、むしろ、高性能化に費やした費用の回収もできず、結果的に無駄なコストをかけ過ぎてしまう恐れがあるということです。

現在は国が定める基準値を超えた状態で家づくりをすることが当たり前の時代です。

弊社でも、長期優良住宅で定める、この地域の断熱の最高等級は上回っていますし、ゼロエネルギー住宅で定める、この地域のUA値基準は上回っているわけですが、このデータが実証していることは、基準を大幅に超えるような過度な投資は必要ないということですね。

国が定める基準さえ、しっかり上回っていれば、そこまで大幅に快適性に差異もないんですね。

省エネのためにすべきこと

これからは、家づくりにお金を掛け過ぎないことが非常に重要な時代になってきます。
コストを下げつつ、省エネ住宅をつくっていかなければいけません。

そして、コストを下げるためにすべきことが、「家を最小限にする」ということです。
家の価格は、面積に大きく左右されるからです。

結果的に、家の面積がコンパクトになり、体積がコンパクトになれば、冷暖房のエネルギー消費もカットできます。
そして、その分、電気代をカットできますしね^^

省エネだけじゃなく創エネにも目を向ける

もう1つ目を向けるべきことが、エネルギーを創り出すということです。
つまり、太陽光発電を設置するということです。

住宅の省エネ化は、冷暖房に要するエネルギーをカットすることはできますが、太陽光発電を設置すれば、冷暖房だけでなく家電や照明といった動力や給湯に至るまで、全てのエネルギー網羅できますしね。

ただ、この太陽光発電に関しては、買取料金が下がってしまったことから、設置しても意味がないという意見もあります。

しかし、一方では、電力会社から買わなければいけない電気料金が、どんどん値上がりしていますし、今後さらに、この電気料金は上がっていくかもしれないと言われています。

つまり、売るメリットよりも、そもそも買わないメリットを選択するという考え方にならないと、一生払い続けて行くことになる電気代の出費に、大きな差が生まれてしまうかもしれないんですね。

この電気料金の負担が大きいか小さいかということは、今後の生活のゆとり度合いに大きな差を生むことになります。
そのため、こういったことまで考えながら、家づくりを行うようにしていただければと思います。

とはいえ、太陽光発電も、ただ設置すれば何でも良いというわけでもないですし、資金調達や返済の方法まで考慮しながら設置するようにしなければいけないので、そのような点も含めて検討してみてくださいね。

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シンプルノート 敦賀スタジオ広報担当山本