合理的に家を小さくする
- 2022.05.06
家のコストを抑える方法の1つが、家を小さくすることです。
家を小さくすれば、家が安くなるだけではなく光熱費や固定資産税も安くなります。
同時に土地も小さくできるので、土地も安く購入できて土地の固定資産税や外構費用も安くなります。
さらに、土地と家と外構全てが安くなれば、銀行からの借入額が減り、住宅ローン金利の支払いも安くなります。
このように、家を小さくすることは、今後かかり続ける負担を軽減してくれるので、ぜひそうしていただきたいのですが、とはいえ、そのやり方を間違えてしまうと肝心の生活に支障が出てしまいます・・・
つまり、ただ家を小さくできればなんでもいいということではなく、生活の質を一切落とすことなく、価格だけが落とせるように、コストをかける点とかけなくていい点を正しく理解しておかないといけないというわけです!
こんにちは!
シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
例えば、2階建ての家を小さくする場合、懸念されることは1階に収納が不足することです。
コストのことだけを考えて小さくした場合、1階に部屋をつくらないでしょうから、なおのこと物を置く場所に困ります。(1階を大きくするとコストが上がってしまいますからね!)
結果、リビングダイニングが狭苦しくて、いつも散らかっている状態をつくりだしてしまいます。
たとえ、こまめに片付けが出来る人だとしてもです。
また、1階に部屋がないと、足腰が悪くなった時にお金をかけて増築しないといけなくなります。
つまり、将来に余分な出費が増えるかもしれないというわけですね~。
洗濯物の動線もややこしくなります。
2階のベランダで干す場合、いちいち持ち運びするのも面倒ですが、取り込んだ後のたたむ作業と収納に片付ける作業が非効率になりやすいのも欠点です。
さまざまな理由で、予算を圧縮したい場合は家を平屋にすることをおススメしています!
全てがワンフロアで完結出来たら収納問題も動線問題も老後の部屋不足問題も、解決できちゃいます!
2階建・平屋に共通する問題点
とはいえ、2階建にしても、平屋にしてもプライバシーが担保されるように間取りを考えないと、光が届きにくいキッチンや水回りも暗くなってしまうし、光は届いたとしても、視線が気になるリビングも決して居心地がいいわけではありませんよね。
また、プライバシーが担保されてない家は、防犯性も決してよくありません。
窓を見ただけで、そこがなんの部屋か分かるし、電気がついているかどうかで、誰がどこに居るのかも分かってしまうからです。
そして、これらを外構工事でカバーしようとするわけですが、家の中が見られにくいように、目隠しをつくったり植栽をたくさん植えたり、また、入ってきにくいように頑丈な塀をしたり、門扉をつくったりするとなれば、とんでもないコストが外構工事にかかります。
つまり、家の価格は抑えたものの、外構工事の費用が高くついてしまうため、結局、全然安くなかったということになるかもしれないということです。
「プライバシーの担保」が全ての解決策
住みやすい家にするためには、「プライバシーの担保」が必要不可欠なのですが、プライバシーが担保された住まいは、カーテンのコストや土地や外構工事にかかる費用は圧倒的に抑えられるものの、建築コストはどうしても割高になってしまいます。
そのため、建築コストを少しでも抑えるためには、合理的に家を小さくしなければいけません。
もちろん「住みやすさや使いやすさを一切損なうことなく」です。
居心地のいい住まいをつくろうとすれば、どうしても建築コストは割高になるので、その分、何かを削ることで家を小さくしてコストを落とさなくてはいけないんだよ!ということを覚えておいてもらえたらと思います~。
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳