家事の楽チンさをデザインした家
- 2022.11.09
「いかに暮らしやすい家にできるか?」
これは家づくりの永遠のテーマですよね~。
共働きが当たり前の現在、全てのご家庭が家事負担の軽減を課題としているのではないでしょうか?
こんにちは!
シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
今回は、前回のブログのお家を「家事のしやすさ」や「暮らしやすさ」の目線でお伝えしていきたいと思います。
前回、洗面コーナーは中庭に面したところにあるとお伝えしましたが、実はこの洗面コーナーの脇にはドアを隔てて脱衣室があります。
洗面と脱衣をあえて分けていて、誰かがお風呂に入っていることを一切気にすることなく洗面を使うことができます。(これ、子供が思春期に入った時にけっこう重要だったりします。)
また、脱衣室と反対の方向にはトイレがあり、洗面とトイレを隣接させれば、トイレに手洗いが不要で、その分コストカットになり、さらに掃除箇所を減らすことにもなります。
さらに、脱衣室から中庭までも、わずか数歩で移動できるので、水気を含んだ重い洗濯物の持ち運びが楽チンになります!
室内から手を伸ばせば洗濯物が干せるので、わざわざ外に出て真夏の暑さや真冬の寒さを感じながら作業をする必要もないし、人目につかない場所に干せるため、風呂上がりの姿やパジャマやノーメイクのままでも気兼ねなく干すことだってできますよ。
洗濯物の取り込みもとっても楽チンです!
わざわざスリッパを履いて外に出なくても手を伸ばせば洗濯物が取り込めるし、たたむ場所となるリビングスペースまでも、わずか数歩で移動できちゃいます!!
このようにわずかなテリトリーの中で全部の作業ができちゃうのですが、このお家はリビング脇に大容量のファミリークローゼットを設けているので、たたんだ服の片付けまで楽チンにできてしまうのです~!
一か所にまとめて持って行き、ファミリークローゼットでそれぞれの定位置に仕分ければいいだけですからね。
とっても時短で洗濯作業ができそうな住まいでしょ??
掃除も楽チンにしたくありません?
そして、もう1つ伝えておきたいことが「掃除の楽チン度合い」です。
まずこのお家は敷地も充分な広さがあったこともあって平屋で設計させていただいたのですが、平屋にしたことで「ルンバ」が活躍しやすくなります。
今の家はバリアフリーが当たり前だし、このお家は「中庭」の周囲をグルグル回遊できるので、なおのことです。
あとは、ホコリが床に落ちるように工夫をすればいいんですが、そのためはホコリが溜まっちゃいそうなモノをできるだけなくさないといけません。
例えば、このお家は窓枠、ドア枠、カーテンレールが一切ないのですが、こうすることでそれらにホコリが溜まらず、全て床に落ちてくれます。
巾木も通常よりも薄いタイプのものを使用しているためその上にもホコリが溜まりにくくなり、掃除の手間を省くことができます。
さらに、何かを飾るための棚やニッチなども、収納以外には一切つくってないし、なんやかんやと物を置いてしまうキッチン前カウンターもあえて厚みを薄くし、スマホ以外何も置けないようにしています。
結果、ホコリ掃除がメチャクチャ楽チンになるってわけです。
いちいち置いてあるものを除けながら拭き掃除をしなくてよくなりますからね~。
ということで、家を考える時は暮らしやすさまでしっかりデザインしてくださいね!
ほとんどの家が、この暮らしやすさのデザインまで意識が届いていないような気がするので。
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳