将来を見据えて平屋を選ぶ
- 2022.02.01
60歳を超えたお客様がいらっしゃった場合、住宅会社は2階建てではなく平屋をすすめることが多いでしょう。
30代のお客様がいらっしゃった場合、住宅会社は平屋ではなく2階建てをすすめるでしょう。
これは一見、そのお客様に合わせた合理的な提案のように感じるかもしれませんが、はたしてこの提案は本当に正しい提案なのでしょうか?
こんにちは!シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
30代の人もやがて60代になります。
それなら先のことまで見通した間取りにしている方が合理的ですよね!
歳をとってから、1階に部屋や収納が不足しているのを理由に1階に増改築工事をすることになれば、大切な老後資金をたくさん失うことになってしまいますしね。。。
今のことだけを考えないこと
なぜ住宅会社はそのような提案をしてしまうのでしょうか。
それは、お客様と同じように住宅会社も今現在を中心に間取りを考えてしまうからです。
若い頃は階段の昇降も苦ではないし、親御さんはお子さんにプライベート感たっぷりの個室を与えてあげたいと思っているし、「家といえば2階建てが普通」という先入観がどうしても頭の中に刷り込まれてしまっているので、仕方ないといえば仕方ないんですけどね。
とはいっても、現実は、2階をつくっても小さなお子さんは自分の部屋が使いにくいし、近い将来、進学や自立によってお子さんたちは家を出て行くでしょうし、自分たちも歳をとれば階段の昇降が確実にしんどくなる時がやってきます。
ランニングコストまで考慮した提案が大切
家を建てる時、最初にかかる建築コストばかりに目を向けてしまいますが、これから生涯維持し続けていかないといけないので、ランニングコストにもしっかりと目を向けないと、手痛い出費を重ね続けていくことになってしまいます。
生涯ローンでもある光熱費はもちろんのこと、
家と土地の両方にかかる固定資産税、
それから外の部材の劣化を防ぐための修繕費用、
そして、数十年後必要になるであろう増築や改築といった費用のことですね。
これらを踏まえて考えると、『平屋』はとても合理的な考え方です。
平屋にすれば、全ての部屋と収納が1階に集約されているため、老後になっても部屋や収納不足に困ることもありません。
つまり、将来増築する必要がないんですね~。
また、2階に上がる必要がないので、足腰が弱くなってしまった時も掃除や洗濯のためにいちいち階段の昇降をする必要もないんですね~!
さらに、平屋にすればメンテナンスとして行う外壁などの塗り替え工事の際も、外部足場を組む必要がないので、それにかかるコストも抑えることが出来ます。
つまり、歳をとっても住みやすいだけじゃなく、歳をとってからの出費を最小限にしてくれるのが『平屋』というわけです!
もちろん今のことも大切ですが、今だけじゃなく、ずっと先のことも見据えた上で、家づくりをしていただければと思います。
では、次回も、また違った視点から平屋の魅力についてお伝えしたいと思いますのでお楽しみに!
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳