窓を活かして快適な暮らしを実現
- 2022.11.24
ご覧いただければ分かるように、シンプルノートではリビングダイニングキッチンに使う窓は天井の高さと同じサイズのものを使っています。
天井と窓の高さを合わせることで、そうじゃない窓を使った場合よりもはるかに抜け感が出て、室内により多くの光を採り込むことができます。
光が天井までしっかり届くので室内をより明るく感じられ、窓枠も必要で無くなるので窓枠の上にたまったホコリを取る必要もありません。
そんな理由でハイサッシの窓を標準的に使っているのですが、とはいえ、ハイサッシを使う場合に気を付けなければいけないことがあります!
こんにちは!
シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
さて今回は、前回の内容にちょっと補足して、「窓」のことについてお伝えしていきたいと思います。
カーテンが必要な窓にしない
ズバリ気を付けなければならないことは、まさにこれですね~!
例えば、光がたくさん入ってくるからと、日当たりが良い場所にその窓をつけたとしても、同時にそこから人の視線が入ってきてしまうとしたら、そこにはカーテンが必要になります。
そうすると、この窓から入ってくる光を遮断してしまうことになります。
レースカーテンだけでその視線が遮断できるのならまだしも、ドレープカーテンまで閉めないといけなかったら、ほとんど光が入ってこなくなっちゃいます。。。
いつもカーテンが閉まったままだと、庭も空も見ることができませんよね。
また、この窓はおそらく防犯的にも不安を感じたり、台風時も強い風がバンバン当たるので、カーテンと同時にシャッターが必要になると思いますが、窓が天井まである場合はおそらく女性ではそのシャッターに手が届きません。
結果、手動シャッターではなく電動シャッターにする必要があり、無駄に家をコストアップさせてしまいます。。。
つまり、ハイサッシを使う場合は設置場所をよく考えてつけないと、家の中が暗くなるだけじゃなく無駄にコストアップを招いてしまうということなんです。
窓の特徴と見え方に配慮する
さらに、シンプルノートの家の多くが平屋なのですが、平屋の場合すべての窓のつくり方に注意しなければいけません。
すべての窓が歩く人や近所の人の視線にさらされているわけですからね。
例えば、弊社では視線が気になる場所には、横すべりだし窓を標準的に使い、かつ、すりガラスのようなフロストガラスを標準的に使っています。
この四角形の窓ですね。
理由は、この窓は上に向かって開くのですが、それほど窓が開かないため視線がほとんど入ってこないこと、そして、窓が軒代わりになるので、小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。
つまり、晴れの日はもちろん小ぶりの雨程度なら、ずっと窓を開けておくことができるというわけです。
フロストガラスを使っていることで、外から中も見えないので、カーテンだって必要なくなりますしね。
また、この窓ではなく引き違い窓(一番ポピュラーな窓です)を使う場合、窓を開けた時にどうしても外部からの視線まで一緒に取り込んでしまうのですが、この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。
例えば、一般的には、窓の高さは床から2mの位置に揃えるのですが、引き違い窓をこの高さに設置すると、外から家の中が丸見えになってしまいます。
そこで窓の高さを床から2mではなく、あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか?
窓の高さが40cm上がることによって、外から家の中が見えにくくなります。
理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため、仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら、
2m40cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差)=2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。
結果、その窓にもカーテンが必要なくなって、その分コストをカットできるし、より多くの光を家の中に採り込むことができます。
いかがでしたか?
このように窓のつくり方一つで、家のコストも、家の明るさも、家の快適性も格段に変わってくるのが、家づくりの隠れた現実の一つです。
暗くて閉鎖的に家にしないために、窓のつくり方にも配慮しながら家づくりをしていきましょう!
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳