簡単そうで難しいこと②
- 2020.03.26
明るくあって欲しいところを明るくすることは、簡単そうで難しいということを前回、お伝えさせていただきました。その他にも、家づくりは、簡単そうで難しいことがまだまだ存在します。
こんにちは!シンプルノート 敦賀スタジオ 広報担当山本です。
簡単そうで難しいこと②
『風通しのいい家づくり』
風通しのいい家にしたい・・ということも、明るい家にしたい・・という願いに肩を並べて、ぜひとも実現したい要望ではないでしょうか?
リビングダイニングキッチンを始めとして、それぞれの部屋にしっかり風を通したいし、洗面やお風呂、臭いがこもりがちなキッチンは、絶対に風通しをよくして清潔に保ちたいところですね。
数多くの住宅会社が、風通しをよくするために、地域ごと季節ごとの風の流れをもとに、窓の高さや位置などに工夫を凝らし、しっかりと風通しが確保出来そうな間取りを考えます。
しかし、実際暮らしてみるとなかなか思っていたように風が通らない・・・という現実に直面することになります。
開けることのない窓を多く作っている?
窓を開けて風を通そうと思うと、カーテンもオープンにしなければいけません。カーテンを閉めたままだと、カーテンが網戸に引っ付き、風の出入り口を塞いでしまうからです。
カーテンを開けると、外から家の中が丸見えとなり、生活状況が丸見えになってしまい、みなさん窓は閉めたままの状態が多いんですね。
この結果、覗かれる心配が低い、北や西の小窓は、心おきなく開けているかもしれませんが、南や東の方角に多く作る大きな窓は、1日のうちのわずかの時間しか開けられないことになってしまいます。
これでは充分に風が通りませんよね。窓をレイアウトする時は、いつでも開けておけるような窓にしなければいけません。また、周囲が密集しているような土地で家を建てるような場合は、間取りそのものに工夫を凝らすようにすべきなんです。
窓本来の役割は
①光をたっぷりと室内に採りこむこと
②風を家の中にたっぷり採りこむこと
現在では窓にカーテンをつけることがあまりに当たり前になっていますが、カーテンが設置される数が多くなればなるほど、光も風も室内に採りこみにくくなってしまいます。
不足する採光量を補うために、余分な窓を設置しなければいけないことになりますし、コストもアップします。不用意に窓を増やせば、耐震性が損なわれてしまうことになり、耐震性をアップさせようと思えば間取りに余計な制限が出てきてしまいます。
間取りを考える時は、ただ単に窓が設置されているかどうか?だけではなく、その窓は開けられる窓なのかどうなのか?まで想像しながら、考えていくようにしていただければと思います。
心おきなくいつでも窓が開けておける風通しがいい家は、めちゃくちゃ気持いいですよ~^^
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シンプルノート 敦賀スタジオ 広報担当山本