外から見て暗そうに見える家ほど家の中は明るい
- 2020.12.21
先日、現場でお施主さんと打ち合わせをしていたら、通りがかりの近所のおじいちゃんから突然
「このお家って窓が全くないけど、家の中って明るいんですか??」
と話しかけられました。
このおじいちゃんだけに限らず、建築家が設計した家をご覧になった方は、このような疑問をもたれるのではないでしょうか?
こんにちは!シンプルノート 敦賀スタジオ 広報担当山本です。
しかし、驚くべき事実かもしれませんが、現実はというと・・・。
外から見て明るそうに見える家ほど、実は家の中が薄暗くて、
外から見て暗そうに見える家ほど、実は家の中が明るい、という事実が存在します。
多くの方が、1・2階の間取りが描かれた平面図だけを見て、あーでもない、こーでもないと、間取りや窓を変更してしまいます。
もちろん、家づくりが初めてのご経験かと思いますし
『これがダメだ』
ということを知らないことが普通だと思いますが、平面図だけを見て変更しまくってしまうと、どんどん住みにくい家になる可能性が高くなります。
プランは、お客様のご要望と近隣環境の2つからできあがっていきます。
要望だけに着目してプランをつくるのではなく、近隣環境のことも同時に考えることが、住みやすい家にするためには必要不可欠な要素です。
< 例 >
購入した土地が、南側が道路である新規分譲地の場合。
この場合、出来る限りどの部屋にも日当たりを確保しようとして、大きな窓を南につくってしまいます。
その窓は近所から丸見えになるので、カーテンなしでは、リラックスして過ごせるような家にはなりません。
その結果、カーテンを閉めっぱなしになる家ができてしまい、明るいはずなのになぜか薄暗く、朝からライトなしでは居られないような住まいをつくってしまいます。
また、カーテンをしていれば窓が開けられなかったり、開けにくい状態です。
風の出入り口もシャットアウトしてしまい、こもった臭いが充満したり、なんだかジメジメした家をつくりあげてしまいます。
しかも、丸見えのところで洗濯物を干す場合、家族構成が分かり防犯性に乏しい家になってしまいます。
バーベキューをするにも、周囲から丸見えのウッドデッキでは、やりづらいですしね。
明るい家にしたい。
風通しのいい家にしたい。
居心地のいい家にしたい。
お洒落でカッコいい家にしたい。
楽に住める家にしたい。
いつもキレイに片付いた家にしたい。
これは誰もがお持ちになる要望だと思います。
ですが、これらを完全に実現するためには、どのような土地でも使い回しが利くプランを流用するのではなく、近隣環境との兼ね合いも考えながら、また、その土地が持つメリットやデメリットを活かしながら、その土地に合ったプランを考えていきましょう。
決して、平面図だけをみて、あーだ、こーだ、を考えるのではなく、もっと広い視野と立体を想像しながらプランは考えるようにしていただければと思います。
これが、本当に暮らしやすい家をつくる秘訣であり、お洒落でカッコいい家をつくる秘訣なんですね^^
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シンプルノートに少しでも興味がある方は、お気軽にお問い合わせください^^
シンプルノート敦賀スタジオ広報担当山本