洗濯動線について
- 2020.09.25
共働きが当たり前となってきた現在『家事にかかる手間や時間を短縮できる間取り』も、家づくりにおいて大切なポイントではないでしょうか。
こんにちは。シンプルノート敦賀スタジオ広報担当 山本です。
例えば、洗濯は毎日の作業で一連の流れを考慮して動線を考えたかどうかで、作業効率がかなり違ってきます。
また、歳をとっても洗濯はずっと続く家事作業のため、今の状況だけを考えた動線ではなく、先まで見据えた動線にする必要もあります。
一般的に、キッチンと洗面脱衣室が近いことを“家事動線が良い”と言われています。
しかし実際は、それだけで家事動線がいいわけではありません・・・。
一連の流れ全てを網羅出来てないからです。
では、洗濯の一連の流れを、詳しくみていきながら、どうすれば良い動線ができるかをを考えていきましょう!
2階のベランダに干す場合
洗濯機の中から、濡れた重い洗濯物を長い距離持ち運びするのは、なかなかな重労働です。
もし洗濯干場が2階のベランダなら、洗濯機から最も遠い場所に干しに行かなくてはいけないため、かなり大変ではないでしょうか?
そして、若いうちはまだしも、歳をとってから辛くなるのがこの動線です。
それでも我慢して2階に上がるか?
お金を出して洗濯干場を1階に増築するか?
このいずれかを選択せざるを得なくなってしまいます。
また、ベランダで洗濯物を干す場合、洗濯物が周囲から丸見えになってしまいます。
これは、防犯的に良くないですし、せっかくの美しい外観を損ねてしまうことにもなります。
キッチンや洗面の勝手口から外に出て干す場合
2階のベランダまで干しに行くのが面倒で、キッチンや洗面につくった勝手口から出たところに洗濯干場をつくり、そこに洗濯物を干しているお家もあります。
これは、ベランダに比べて動線が近くなることから、動線としては一見便利そうに感じますが、完全に外に出て洗濯を干すようになるので干す、取り込む、の作業が意外に大変だったりします。
まず、洗濯物を干している時、けっこうな時間外に居ることになるんですよね。
夏の暑い日や冬の寒い日は大変です。
取り込むのも、けっこう大変ではないでしょうか?
外と中を何回も往復しないといけないですしね。
そして、この動線の場合、一番気になるのが、作業中ご近所さんと顔合わせしてしまうことです。
結果、パジャマやノーメイクのままで、洗濯物を干したり、取り込みに行きにくくなってしまうため、身支度しないといけなくなってしまうというわけですね。
洗濯動線は一連の動作全てを考えてつくる
洗濯動線を考える時“干す〜取り込む〜たたむ〜片付ける”の一連の流れ全てを考慮することが大切です。
洗濯機からより近い場所で洗濯物が干せて
室内から手を伸ばせたら洗濯物が干せること。
そして、取り込む時も、室内から手を伸ばせたら洗濯物が取り込めて
すぐ近くに洗濯物の置き場があること。
たたんだ洗濯物を片付ける収納が近くにあり、そこには管理しやすく片付けることができること。
その一連の動作を、人目を気にすることなくすることができれば、これが最良の洗濯動線ではないでしょうか?
また、なるべく洗濯物を、周囲から見えない場所で干すことができれば防犯的にも最高ですよね!!
家づくりをする時には、以上のようなことも踏まえながら、間取りを考えてみていただければ~と思います^^
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シンプルノート 敦賀スタジオ 広報担当 山本