ちょうどいい土地にお家を建てる(60坪の場合)
- 2023.04.25
土地の固定資産税評価額は、200㎡(約60坪)までは6分の1なのに対し、200㎡を超える部分は、3分の1となっています。
つまり60坪を超えてしまうと、超えてしまった部分に関しては固定資産税が倍に跳ね上がってしまいます。
仮に、土地の評価額が坪あたり15万円の土地が100坪あるとしたら、
15万円×60坪÷6=1,500,000円
15万円×40坪÷3=2,000,000円
という感じです。
60坪以上の土地は固定資産税が割高になってしまうので、この観点からしても、土地を購入する目安としては60坪を最大とすることをおススメしています。
こんにちは!
シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
今回は60坪の土地には一体どんな家が建つのかについてお伝えしていきたいと思います。
これまで同様に、「家の周囲には約10坪の余白が必要だ」と、「車1台につき約4.5坪必要だ」という2つの前提条件をベースとして、一緒に考えていきましょう!
︎車を4台置きたい場合
駐車スペースには、4.5坪×4台=18坪が必要となり、これに加えて家の周囲の余白が約10坪必要となるので、合わせて28坪が家以外に必要だということになります。
そして60坪から28坪を差し引いた、残り32坪を家に使うことができます。
帖数に換算すると64帖です。
では、これまで同様に、
玄関ポーチに1帖、玄関に1帖、
玄関ホールに1帖、LDKに16帖、
トイレ、洗面にそれぞれ1帖ずつ、
脱衣、風呂にそれぞれ2帖ずつ、
必要だと仮定して、残りの39帖をどうつくるのかを考えていってみましょう。
(もちろん平屋1本で考えていくので今回も階段を省きます)
まず寝室に6帖、そして寝室のクローゼットに3帖とり、次に、子供部屋を4.5帖ずつ2室とクローゼットとして合計1.5帖とるとしたら、残りは19.5帖となります。
そして、玄関収納に2帖とり、パントリー収納に4帖とるとします。
残りは13.5帖となるのですが、ここから仮に中庭を7.5帖つくったとしても、まだ6帖ものスペースを何かに使うことができますね。
畳コーナーを作りつつご主人の書斎をつくる、あるいは、畳コーナーや書斎が不要であれば、納戸(収納)をつくる、いつも室内干しされるのであれば脱衣室を広げる、といった感じですね。
かなり、いろんな方向性で間取りを考えることができそうですよね。
大切なコトは広く買い過ぎないコト
このように60坪広さがあれば、ゆったりとした平屋を建てることができるし、置く車の台数がもっと少なくていいのであれば、さらに広々とした平屋を建てることもできます。
そもそも地域的にもっと広い土地しか売ってない場合は仕方がありませんが、そうじゃない場合に、たとえ平屋を建てる場合でも、これ以上の広さの土地を購入する必要はありません。
理由は、そもそも土地購入費用が高くなってしまうから。
そして、土地が広くなり余白ができれば、外構工事費用が高くなってしまうから。
さらに、最初にお伝えしたように、土地にかかる固定資産税が高くなってしまうからです。
つまり、初期費用が高くなると同時に維持費用まで高くなってしまい、掛かる負担が大きくなるからです。
また、それと同時に庭の維持管理にも余分な手間と余分なコストがかかってしまいます。
ということで、少しでも広く土地を買いたくても、やみくもに広い土地を買わないように気をつけていただければと思います。
家づくりを無理のない予算で行うためには、土地や外構工事の費用をいかに抑えられるかも、家の費用をいかに抑えられるかと同じくらい大切なことです。
土地探しは、予算とどんな家が建てたいのかを考えてから始めて遅くないので、焦ってフライングしないように気をつけましょうね!
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳