お家に廊下は必要ない
- 2022.08.10
家を小さくすることができれば、家のコストが安くなって、土地代や外構代も安くなります。
また、光熱費や固定資産税といった維持費(ランニングコスト)も安くなるし、必要になるメンテ費用や増改築費用などもやがて安くなります。
けれど、ただ単に家を小さくしてしまうと、普通に使いにくく住みにくい家になってしまうだけなので、小さくても使いやすく住みやすい家にするための考え方も同時に知っていただく必要があります。
こんにちは!
シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
さて、今回は、合理的な家の縮め方についてお伝えしていきたいと思います。
では、早速ご質問です!
「あなたにとって、「廊下」は絶対に必要なものでしょうか?」
もし必要であれば、つくればいいだけの話なんですが、必要ないと思っているのに廊下ができてしまうとしたら、それって無駄な場所だと思いませんか?
廊下がなくていい理由
廊下があれば廊下によって空気が分断されてしまい、家の中に温度差が出来る原因となります。
いわば、廊下がペアガラスの真空層の役割を果たしてしまっているというわけですね~。
また、廊下のドアが開いていると、空気が逃げているような気がするし、廊下のドアは閉めなければいけないような気がして反射的に閉めてしまいますよね!
結果、洗面やお風呂やトイレなどにエアコンの余熱が届かなくなって、2階建ての場合であれば、1・2階の温度差が発生し、2階の部屋と廊下の間にもかなり温度差ができてしまいます。
また、廊下ができることで廊下のコストが余分にかかるのですが、これに加えてドアやスイッチの数も増えることになり、さらなるコストアップの原因となってしまいます。。。
以上のような理由で、廊下は必要ない!とお考えであれば、そもそも廊下がない家になるようにプランを考えた方がいいというわけです。
コストをカットしつつ快適性が高い家がつくれるわけですからね~。
︎昔と現在の違い
次に、考えていただきたいことは、昔と現在の違いです。
実家を想像してみてください・・・
例えば、私の実家もそうですが、昔の家には収納がほとんどありませんでした。
そして、寝室にはタンスが所狭しと並べられていませんでしたか?
結婚と同時に婚礼ダンスを購入するのが当たり前でしたからね~。
また、お母さんのためのドレッサーが寝室に置かれていませんでしたか?
それに比べて現在はどうでしょうか?
部屋と収納を分けるのが当たり前となっていませんか?
婚礼ダンスなんて買わないですよね?
化粧をする場所も、寝室ではなく洗面やリビングではありませんか?
そして、昔のテレビはブラウン管でテレビ自体が場所を取っていたのですが、現在は薄型テレビの時代だし、しかも壁掛けすることもできるので、テレビが場所を取ることすらありませんよね?
以上のことを踏まえて寝室の広さを考えてみると、果たしてそんなに広い寝室が必要なのでしょうか?
広々したリビングダイニングキッチンがあることが当たり前となった現在は、寝室は文字どおりで、ただ寝るだけにしか使わない部屋ですからね。
であれば、必要最小限の広さで充分だと思いませんか?
わざわざコストをかけて、ただの余白をたくさんつくったとしても、どうせ寝るだけしか使わないんですからね。
いかがですか?
こうやって掘り下げて考えてみると、「確かにそう言われればそうだな~」って感じませんでしたか?
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳