ちょうどいい土地にお家を建てる(45坪の場合)
- 2023.02.13
こんにちは!
シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
今回は前回より土地の広さを5坪大きくし、45坪の土地に建てることができる家についてお伝えしていきます。
前回同様に、「家の周囲には約10坪の余白が必要だ」「車1台につき約4.5坪必要だ」という2つの前提条件をベースに考えていきますね。
土地が5坪大きくなれば、一体どれだけ建物の自由度が広がるのかに着目していただければと思います。
駐車スペースが3台必要な場合
この場合、駐車スペースには、4.5坪×3台=13.5坪必要となります。
そして、これに10坪の余白を足すと23.5坪になるので、45坪から23.5坪を差し引いた21.5坪が、建てられる家の1階部分の最大面積となります。
そして、これを帖数に換算すると、21.5坪×2=43帖となります。
では、前回同様、
玄関ポーチに1帖、玄関に1帖、
玄関ホールに1帖、LDKに16帖、
トイレ、洗面にそれぞれ1帖ずつ、
脱衣、風呂にそれぞれ2帖ずつ、
階段に2帖必要だと仮定して、
残りの16帖をどうつくるのかを考えていってみましょう。
仮に、1階に寝室を配置するとして、この部屋の広さを6帖にすると、残りは10帖ですね。
そして、寝室付近に3帖のウォークインクローゼットをつくるとしたら残りは7帖となります。
また、この収納とは別に、2帖の玄関収納と2帖のパントリーをつくるとしたら、残りが3帖となるのですが、こうなれば、この3帖を「中庭」に充てても良さそうですよね。
土地の形にもよるものの、車を3台とめるとなると、ざっとこんな感じになります。
(この場合、子供部屋は必然的に2階になります)
駐車スペースが2台でいい場合
駐車スペースが2台でよければ、1階の面積を9帖(4.5坪)広げることができます。
となると、寝室に加えて子供部屋も1階につくることができるのですが、そうなれば必然的に平屋となり、結果、階段がいらなくなるため、9帖に2帖をプラスした11帖を子供部屋に使うことができます。
子供部屋を2部屋つくるとしたら、それぞれ収納も含めて5,5帖ずつの部屋というわけですね。
つまり、駐車スペースが2台でよければ、45坪の土地でも、「平屋」を建てることができるということですね。
もちろん、土地の形や周囲の環境にもよるし、建ぺい率による制限もあるので、絶対というわけではないです。
あくまで、可能性として、捉えていただければと思います。
駐車スペースが4台必要な場合
逆に、駐車スペースをもう1台増やしたいとなると、駐車スペースが3台の場合よりも、9帖分家を小さくせざるを得ません。
つまり、1階部分を34帖(=17坪)でつくらないといけないというわけです。
となると、玄関、LDK、水回りなどを除いた残りの面積は7帖になるのですが、こうなれば間取りの選択肢がグンと縮まります。
中庭をつくれば、各個室を全て2階につくらざるを得なくなるし、1階に部屋をつくるとしたら、1階に充分な収納をつくれなくなり、使い勝手が悪く散らかりやすい家になってしまうかもしれないし、かつ、中庭もつくれなくなるため、採光やプライバシーの担保を、別の方法で補わないといけなくなります。
つまり、この土地の広さに車を4台置こうとすると、住みやすい家になる可能性が低くなってしまうということなんですね。
いかがでしたか?
結論としては、理論上は45坪広さがあれば、置く車の台数や土地の形状によっては、平屋を建てることもできますが、たいていの場合、寝室ないし子供部屋を2階に配置するようになるのかなと思います。
もしあなたが確実に平屋を建てたいとお考えであれば、50坪以上を目安として、土地選びをしていただくことをおススメします。
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳