住みにくい家をつくる間違った常識〈続編〉
- 2020.11.19
『掃除の手間を減らすことのできるお家』があったらいいな~と思いませんか?
しかし、家づくりの過程において知らず知らずの間に、掃除の手間が増える家づくりをしてしまっているのも事実なんです。
こんにちは!シンプルノート敦賀スタジオ広報担当山本です。
掃除の手間が増える家づくり
とは?
【 例えば 】
室内のドアには当たり前のようにドアの枠が付いていますが、このドア枠は壁よりも前に突き出しているため、この枠の上にはホコリが溜まります。
また、窓にも当たり前のように窓枠が付いていますが、この窓枠も壁よりも突き出しているので、この枠の上にもホコリが溜まります。
さらに、壁と床との取り合いのところに設置する幅木もホコリが溜まる見逃せないポイントです。
ガラス入りの室内ドアなどを選んだ場合には、凹んだ場所にもホコリが溜まります。
カーテンも、付ければ付けるほど掃除の手間がかさむアイテムです。
カーテンレールの上にもホコリが溜まりますしね。
この他、壁をくり抜いてつくる飾り棚(ニッチ)や、壁から突き出してつくる飾り棚も、最初は良いかもしれないけど、後々、溜まったホコリの掃除に手間がかかってしまいます。
知らず知らずの間に手間がかかる家を、余分なコストをかけて建てないようにしなければいけませんね。
家具や雑貨などが置かれることも想定しつつ、余分なデコレーションをせずコーディネイトしていくことを推奨しています‼
外観に関して
多くの方が、いつまでも外観をきれいに保ちたいと願われ、汚れの付きにくい素材や色を選ぼうとされます。
しかし、家の正面となる玄関面に、まるで裏口かのような勝手口をつくってしまったり、高さがガタガタの窓であったり、エアコンの室外機や給湯器を置いているお家がたくさん見られます。
これではそもそも家の景観が良くありません。
さらに窓や換気扇をつくれば、それらが垂れジミの原因になるので、どんな素材を選ぼうと、またどんな色を選ぼうと、外壁は確実に汚くなってしまいます。
そんなことにならないように
景観や汚れの原因まで配慮した上で間取りを考えていくことも、設計の大切なポイントの1つです。
防犯性に関して
2階のベランダで洗濯物を干した場合、家族構成が周囲から丸分かりです。
カーテンだらけの家になってしまっても、どこにどんな部屋があるのかが外観を見ただけで丸分かりになってしまい、プライバシーに加えて防犯面にも不安が出てきます。
しかし、この不安を少しでも解消しようとして目隠しや塀をつくると、さらにコストがかさむし、塀を高くつくれば、余計に防犯性が悪くなってしまううですよね。
そのため、このような点にも配慮しつつ、間取りを考えるようにしなければいけません。
暖かい家づくりに関して
多くの家が矛盾する間取りになっているのも事実です。
廊下をたくさんつくってしまい、ドアを閉めることで、廊下と部屋の間に温度差が生まれ寒くジメジメしお家になりがちです。
また、トイレや洗面、お風呂、キッチンといった水場が寒くなるような間取りをしている家も多々あります。
なぜなら、居室=南、水回り=北という観点に捕われながら間取りを考えてしまっているからです。
たとえ断熱性能を高くしていたとしても、実生活においては温度差が生じる家になってしまうんですね。
実際暮らしたらどうなのか?というところまで考えた上で、間取りは考えるようにすべきですし、見学会やモデルハウスなどの内覧もそれらを注意して見るべきなんです!
見学会ではカーテンは付いてないか、あるいは付いていてもフルオープンになっているため、驚くほど明るい家を体感できることと思います・・・
・リビングには荷物がないので、広くて開放的な空間が広がっていることでしょう。
・気温がちょうどいい時期は、窓を開け放って、心地いい風通しを体感できるでしょう。
・寒い時期でも室内ドアを全て開け放ち、廊下まで暖かくなるぐらいの暖房が設定されていることでしょう。
・部屋の棚の上にはお洒落な雑貨が展示され、夢を見てしまうようなお洒落な演出がされていることでしょう。
しかし、これらは実際暮らし出したら、このようにいかないことも多々あるんですよね。
当たり前のように受け入れてしまっている事実は、自分にとって本当に必要なものなのか?
を自問自答しつつ、家づくりをするようにしていただければと思います^^
-------------------
シンプルノートに少しでも興味がある方は、お気軽にお問い合わせください^^
シンプルノート 敦賀スタジオ広報担当山本