美しさを保つなら引き算の考え方
- 2022.09.28
どれだけ掃除をしても、ホコリはいつの間にか至るところに発生し溜まっていきます。
実はどんな家にするかで、その度合いも掃除の範囲も違ってくるんですね~。
例えば、キッチンの前に料理を置くためのカウンターをつくるのが一般的です。
そして、この棚は何かを置くには丁度いい高さなので、いつの間にか料理以外のモノをたくさん置いてしまいがちです。
薬とか、文房具とか、手紙といったこまごましたモノなど…心当たりありませんか?
すぐ手に取れる場所で、さらに無くなりにくい場所に置きたくなるものだからです。
結果、カウンターに溜まったホコリ掃除がやりづらく、飛び散った水や油がホコリに付着して固まって頑固な汚れと化してしまいます。。。
こんにちは!
シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
あえてカウンターの上にモノが置けないようにカウンターを薄く仕上げてやると、劇的に掃除がしやすくなります!
その上にモノが置けないし、布巾で拭く時も都度その上に置いてあるものを除けながらしなくていいからです。
洗い物終了と同時に、ササっと簡単一拭きって感じですね!
この結果、リビングやダイニングからキッチンを見た時、とってもスッキリした状態に見えます。
カウンターの上に生活用品が、一切陳列されてないわけですからね~。
ただ、この上に置いてしまいやすい細々したモノが管理しやすい収納を、同時につくる必要もありますね。
そうしないと、今度はカウンターの代わりにダイニングが物置になっちゃいますから。
なくていいものはなくす
掃除の手間を省くためには、なくていい部材をなくしてしまうという手段があります。
例えば、カーテンレールです。
カーテンがいらない窓をつくれば、カーテンレールなんて必要ありません。
結果、この上に溜まるホコリをとる手間を省くことができて、定期的にカーテンを洗う必要もありません。
窓枠やドア枠なども、必ず必要な部材ではありません。
外に出ることができる掃き出し窓や室内ドアを天井の高さと同じ高さにすれば、枠をつける必要がないですしね。
ドア枠や窓枠がなくなれば、その上に溜まるホコリをとる必要がなくなります。
全て床に落ちてくれますからね!
そして、ドア枠や窓枠がなくなれば、なんとなく家がスッキリ見えるようになります。
空間に凹凸がなくなるからです。
また、窓とドアと天井の高さが揃うことによって空間に広がりが感じられるようになり、外から入ってくる光量も増えるし、天井まで光が拡散していき、よりいっそう家の中が明るくなります!
これらは、ほんの一部の例ですが、このように掃除を楽にする工夫をすれば、それが自ずと機能性や美しさを高めてくれます。
反対に、いろんな場所に棚をつくったり、飾り棚(ニッチ)をたくさんつくったり、なくてもいい部材をたくさんつければ、その分、掃除も大変になるし、ゴチャゴチャした家になってしまいます。
機能的で美しい家を目指すなら、家づくりを足し算で考えるのではなく、引き算で考えるようにしてみてくださいね!
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳