坪単価にとらわれない平屋の考え方
- 2022.08.24
前回のブログで、実は考え方や視点を変えるだけで、
2階建てよりも平屋の方が、安く建てることができるということにお気付きいただけたのではないかと思います。
とはいえ、その理屈は、2階建てよりも平屋の方が面積が小さくなって「坪単価」は平屋の方が高くなるので、坪単価に重点を置いている方からすると安いとは言えないかもしれません。
しかし、家を小さくすることは、坪単価は上がってしまうものの、建築コストはもちろん、それ以外の様々なコストも安くなるというメリットがあるので、家づくりの総予算をカットするためには、坪単価という指標に囚われないことがオススメです!
こんにちは!
シンプルノート敦賀スタジオの篠原です。
無駄がない小さな平屋を建てると、まず光熱費が安くなります。
面積が小さくなった分、体積も小さくなるからです。
同時に、家の中に温度差が生まれにくくなります。
廊下がなければ、空気の流れを分断する場所がなくなり、部屋が小さくなった分、リビングダイニングのエアコンの余熱が各部屋まで行き渡りやすいからです!
また、水回りスペースへも余熱が行き渡りやすくなるからです。
そして、家の固定資産税も幾分安くなるのですが、この固定資産税と光熱費は、生涯ずっと払い続けていかないといけないので、長い目で見るとその差は歴然としたものになるかもしれません。
さらに、家を小さくすれば、その分、土地の面積も小さくすることができます。
そして、おのずと土地の固定資産税も安くなるし、敷地をいっぱいに使う平屋を建てるとなれば、外構工事費用も安くすることができます。
ここまででも、なかなかなメリットだと思いますが、さらにメリットがこの家にはあります!
まず、メンテナンスコストです。
家を長持ちさせるために欠かすことができない外壁の塗り替えコストです!
平屋はそもそも外壁面積が小さい上、家が小さくなる分さらに面積が小さくなるし、平屋の場合、割高な足場費用もいらなくなります~。
そして、やがて家が老朽化した時の改装工事も多少なりとも安くなります。
といっても、改装工事に関しては、水回りの入れ替えにかかる工事費用は同じなので、そこまで割安になるわけでもないですけどね。
最後に、遠い将来この家を解体しなければいけなくなった場合も、家が小さい分、安く工事してもらえます。
これに関しても、そこまで大きく違うわけではないですが、結論として「家を小さくすれば上記のコスト全てを安くすることができる」ってことなんですよね。
逆に坪単価にこだわって家を建てると必然的に家は大きくなってしまうので、家のコストが高くなってしまうのはもちろんのこと、光熱費も家の固定資産税も高くなります。
また、土地も広く必要になり、土地の固定資産税や外構工事費用も高くなります。
家が大きくなった分、外壁の塗り替えコストも高くなり、増改築コストや解体コストも高くなってしまいます。
家のイニシャルコストが高くなった分、借入額が増えて支払利息まで高くなってしまいますしね。
いかがですか?
坪単価は施主にとって都合がいい指標ではなく、全ての業者にとって都合がいい指標であることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
ということで、安くていい家を建てるためにも、坪単価に固執しないように気をつけてくださいね~!
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シンプルノート敦賀スタジオ 広報担当 篠原彩也佳